永遠と束の間にて– category –
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1-4面談
休憩をとりに来たであろう職員たちの好奇の目、という居心地の悪い空気を味わっていた俺こと水瀬智紀は白衣の男性に呼ばれて休憩室を後にする。その時に聞こえた、今回の合格者かな、という声。内容としては、服部さんが言っていた、俺が受けた検査に合... -
1-3最終検査
翌朝。自宅のよりも数倍質の良いベッドのおかげで、昨晩はしっかりぐっすり眠れた俺こと水瀬智紀は、休憩室で朝食を食べていた。なんと休憩室にあるとは思えないほど、しっかりとしたキッチンスペースがあった。ご自由にどうぞ、と書かれたスペースにあ... -
1-2小休憩
俺こと水瀬智紀は疲れていた。 謎の装置が握ったら拳銃になって、それを試し撃ちのようなことをする検査をさせられたり、その直後になにやら脳波を測定されたりした。夕食を建物内で食べてから、今度は地下の施設に連れて行かれた。そこでも同じような... -
1-1適性検査
「何度見ても大きいよなぁ……」 見上げた施設は、巨大な豆腐みたいな外見だった。真っ白なビルに窓ガラスが貼られているが、それでも巨大な豆腐だと思ってしまう。外装を洗うのも大変だろうなあと思いながら、その施設のエントランスに踏み入る。 この施...
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